秋の特別展「南山城の大型円墳とその時代-金比羅山古墳を中心に-」

秋の特別展「南山城の大型円墳とその時代-金比羅山古墳を中心に-」

前方後円墳が日本列島の古墳文化を特色づける造形物であるのは間違いのないことではありますが、円墳は前方後円墳の15~20倍も造営されており、数の上では円墳が日本の古墳文化を代表しているといえます。


また、円墳は、古くは弥生時代の円形周溝墓にその淵源を持ち、古墳時代を通じて造営され、終末期古墳にもみられます。円墳は造営期間の上でも日本の古墳文化を代表する墳墓といえます。しかしながら、人々の円墳への関心は薄いのではないでしょうか。


秋の特別展では、南山城を代表する大型円墳「金毘羅山古墳」から出土した多様な副葬品や埴輪等とともに、府内の同時期前後の古墳出土品も一堂に展示することにより、大型円墳の謎を探ります。


 


【主な展示品】


 宇治市金比羅山古墳出土品(京都府指定文化財)


 城陽市久津川車塚古墳出土品(重要文化財)


 城陽市芝ヶ原10・11号墳出土品


 宇治市庵寺山古墳出土品


 精華町鞍岡山3号墳出土品


 宇治市二子山古墳出土品(京都府指定文化財)


 宇治市瓦塚古墳出土品(宇治市指定文化財)


 宇治市坊主山1号墳出土品(京都府暫定登録文化財)


 


【関連行事】


(1)文化財講演会


  11月18日(土) 午後2時から午後3時30分 
  演題「南山城の大型円墳-古墳時代の政治構造-」
  講師 広瀬和雄氏


(2)古墳時代研究会


  11月11日(土) 午後2時から午後4時30
  演題1「金比羅山古墳の整理作業から」
   発表者 京都府文化財保護課 北山大煕氏


  演題2「山城地域の古墳被葬者の階層と副葬品配置」
   発表者 当館 福島孝行


(3)古墳グッズワークショップ


  12月9日(土) 午後2時から午後4時30分
  講師 古墳×アートフェスはにコット 代表 マキリエ 氏


(4)双方向型ミュージアムトーク


  10月21日(土)午前10時から


  10月29日(日)・11月12日(日)・11月26日(日) 午後2時から


(5)古墳時代の甲冑を着てみよう!


  10月22日(日)、28日(土)、
  11月3日(金・祝)、5日(日)、19日(日)、
  12月2日(土)・3日(日)・10日(日)
  午前9時から30分一組


 

開催日 2023年10月21日(土)~12月10日(日)
時間 開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週月曜日
場所 ふるさとミュージアム山城(京都府立山城郷土資料館)
住所 京都府木津川市山城町上狛千両岩
アクセス JR奈良線「上狛駅」下車、徒歩20分
JR関西線・学研都市線「木津駅」下車、タクシー5分
近鉄京都線「山田川駅」下車、タクシー10分
料金 [入館料]※PayPay利用可。()内は団体料金
常設展・企画展 一般200円(150円) 小・中学生50円(40円)
特別展 一般250円(200円) 小・中学生70円(50円)
65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方とその介護者、小中学校等の学校教育活動の場合は無料。
※府内にお住まいの方は、小学生のお子さん同伴の場合「きょうと子育て応援パスポート」を提示していただくと保護者の方1名分の料金を免除。
お問い合わせ 0774-86-5199
関連URL https://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/cms/
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