【八十八夜】新茶のシーズンは、ぜひお茶の京都で素敵な時間をお過ごしください

2025.04.30

【八十八夜】新茶のシーズンは、ぜひお茶の京都で素敵な時間をお過ごしください

今年の八十八夜は5月1日(木)。

八十八夜といえば「夏も近づく…」でおなじみの茶摘みの歌ですが、もちろんお茶の京都エリアでも新茶のお茶摘みが行われます。

新茶は初物、縁起物!

美味しい宇治新茶を味わったり、おみやげを購入したり、地域に根付く「食」を楽しんだり、可愛いフォトスポットで記念撮影したり…

自然や歴史・文化あふれるお茶の京都で、ぜひ爽やかな季節を満喫して下さいね!

(この時期から店頭に宇治新茶が並び始めますが、八十八夜の直後は出回っている新茶の数がまだ少ない場合があります。)

◇ 「日本緑茶の祖」のまちへ

◇ 「日本緑茶の祖」のまちへ

今回は「日本緑茶の祖」と呼ばれる永谷宗円が過ごしたまち、宇治田原町をご紹介しますね!

先日も訪れたのですが、自然豊かで人も温かくて、何度行っても癒されるまちです。

写真の「永谷宗円生家(ながたにそうえんせいか)」(京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷空廣)は宇治田原町で外せないスポット!

昔の雰囲気が残る場所(※)で、外観も趣があって、自然とカメラのシャッターを押してました。(パチリ!)

※永谷宗円生家や湯屋谷一帯は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の構成文化財となっています。

◆日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の詳細はこちら
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story009/

15年もの年月をかけて、美味しい煎茶の製法を編み出した永谷宗円(※)。

※永谷宗円は江戸時代に「青製(あおせい)煎茶製法」を考案・普及させ、「現在の日本緑茶製法の基礎を築いた人物」だといわれています。

「もし宗円がいなかったら、いま当たり前のように飲んでいる日本緑茶は味も香りも違っていたのかも!?」

そんな風に考えると、とってもありがたい気持ちになってきます。

土・日・祝日には、建物内部も見学可能。

宗円が使用した焙炉(ほいろ)の跡が残っていたり、映像でもいろいろ学ぶことができますよ!

地元の方とも触れ合える、「来られて良かった!」がいっぱいの場所。

そんな永谷宗円生家では、毎年この時期にお茶を楽しめるイベントが開催されています。

※チラシは宇治田原町提供


「日本緑茶発祥の地」とも呼ばれる場所での、なんとも特別な体験!

ぜひこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか?

◆永谷宗円生家のスポット情報はこちら
https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=299

※「宗円交遊庵やんたん」(次にご紹介します↓)の駐車場に車を停めて、永谷宗円生家まで歩いて行くことができます。(徒歩約15分)

◇ 100年フードを味わおう!

◇ 100年フードを味わおう!

「宗円交遊庵やんたん」(京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷尾華21)では、文化庁の「100年フード」に認定されている茶汁(ちゃじる)が楽しめます。

皆さんは「茶汁」って聞いたことありますか?

「お茶?汁?う~ん…」という方もおられるかもしれませんが、実は、この地域で昔から茶摘みや畑仕事の合間に食べられてきたお味噌汁のことなんです。

お味噌や具材などをお弁当と一緒に畑へ持参して、焚き火で沸かした番茶をかけて作る即席の料理。

先人の知恵と工夫が詰まってます!

さっそく番茶をかけていただいてみると…

「わあ~!」

心がほっこりする美味しさに、思わず笑顔が広がりました。

しみじみとした味わいに伝統の温もりを感じます。

「農作業の合間に食べたら、さぞかし疲れた体にしみ渡るだろうな~!」

そんな想像が膨らむ、宇治田原の郷土料理。

お味噌に番茶って本当によく合うんですよ!

※写真の「彩りの茶汁セット」は、土日祝のみの提供となっています。(茶汁は平日でも楽しめます。)
※小鉢の内容は月によって異なります。

そして食後は、抹茶ソフトでお茶づくし!

ひんやり甘いソフトクリームは茶汁とはまた違った味や香りが楽しめて、「やっぱりお茶って素晴らしい!」とルンルン気分。

口でとろける美味しさに、またまた思わずにやけ顔〜。

ちなみにこちらの施設では、おみやげ選びも楽しめますよ!

◆宗円交遊庵やんたんのスポット情報はこちら
https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=699

◇ 可愛いフォトスポットで記念撮影!

◇ 可愛いフォトスポットで記念撮影!

「西ノ山展望広場」(京都府綴喜郡宇治田原町郷之口西ノ山)は、開放感あふれるロケーション。

爽やかな風に吹かれながら、ハートキューブの中に入って色んなポーズで写真や動画を撮ってみませんか?

「可愛い!」
「でも、どうしてハート?」

そう思われるかもしれませんね。

実は、宇治田原町は上から見るとハートのような形をしているんです!

さらに色んな場所でハートの形が見られる「ハートのまち」、宇治田原。

ハートのポーズで撮影するのも楽しいですよ!

◆西ノ山展望広場のスポット情報はこちら
https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=674

※この時期は茶畑に黒い覆いが見られることがあります。(お茶の美味しさを育むための栽培方法によるものです。)

◇ 直売所で宇治新茶を楽しもう

◇ 直売所で宇治新茶を楽しもう

JA京都やましろ農産物直売所「宇治茶の郷」(京都府綴喜郡宇治田原町郷之口中林12)にはお野菜、お味噌、おやつなどなど、まちの美味しいものが並んでいます。

直売所って、その地域の食文化が垣間見えて楽しいですよね~!

こちらの「宇治茶の郷」では、その名のとおり宇治茶も販売されています。

それから5月5日(月・祝)・6日(火・振休)には、新茶フェア(9時30分~12時)も開催予定!

新茶の試飲販売・ほうじ茶の詰め放題など、色んな「美味しい!」「楽しい!」に出会えます。

ぜひ心躍る時間をお過ごしくださいね!

◆JA京都やましろ農産物直売所「宇治茶の郷」のスポット情報はこちら⇒https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=108

◇ 鷲峰山トンネルで和束町へ

◇ 鷲峰山トンネルで和束町へ

そして宇治田原町といえば…

今年2月に開通したばかりの鷲峰山(じゅうぶざん)トンネル!


「ハートのまち」宇治田原町から「茶源郷」和束町へも、すぐに遊びに行けるようになりました。

※鷲峰山トンネルは、自転車、歩行者は通行できません。

和束町は宇治茶(※)の一大生産地。

※宇治茶とは、京都府・奈良県・滋賀県・三重県の4府県産茶を、京都府内業者が京都府内で、宇治地域に由来する製法によって仕上げ加工した緑茶のことです。

和束町の西側エリアは「早場(はやば)」と呼ばれていて、4月下旬ごろから茶摘みが始まることで知られています。

町内には和束のお茶を楽しめるカフェやショップなどもあって、電動のレンタサイクルで町巡りも楽しめますよ!

和束で新茶を購入して、飲み比べてみるのも楽しそうですね!

◆【宇治田原町 日帰りドライブ】いま注目のスポット・体験・グルメ・絶景も! 〜ハートのまちへGO!~
https://ochanokyoto.jp/enjoy/detail.php?en_id=101

◆【鷲峰山トンネル開通】アクセスが便利になった和束の1日満喫コースをご紹介!
https://ochanokyoto.jp/enjoy/detail.php?en_id=99

◇ ことよりモールも要チェック!

◇ ことよりモールも要チェック!

八十八夜のシーズンは、茶どころを訪れるのがやっぱり楽しい!

ですが、「忙しくて遊びに行けない」「遠くてなかなか…」という方は、ことよりモール(※)を活用してみてはいかがでしょうか?

※京都の逸品、ギフト、手土産などなど多彩なラインナップを取り揃えた、京都フィナンシャルグループが運営するオンラインショップ

ぜひ美味しい宇治新茶をお家でゆっくりお楽しみくださいね!

◆ことよりモール「お茶の京都の特産品」ページ
https://www.kyotobank.co.jp/ecmall/products/list?category_id=2014

執筆者:お茶の京都DMO編集長

お茶の京都DMO編集長